体の血行促進を妨げる原因としては、まず基礎代謝の低さがあげられます。
基礎代謝とは、体を横たえてまったく体を動かしていない眠った状態でも、呼吸をする、心臓を動かす、体温を保つなど生命活動のために常に使っているエネルギーのことをさします。
つまり、「生きていくために最低限必要な最小のエネルギー」のことで、肉体的・精神的に安静であるとき、呼吸器・循環器系や神経系、肝臓や腎臓などの臓器がわずかに活動している状態と考えられています。
人間の体は、心臓だけでなく筋肉の動きによって全身に血を送り、体に栄養を届けます。ところがこの全身に血を送るという力が弱いと、体の末端に栄養が行き渡らなくなってしまうのです。
そして、運動不足も血行促進を妨げる原因のひとつです。
基礎代謝状態でのエネルギー消費が最も多いのが筋肉(主に骨格筋)。
これは、筋肉が脂肪を除いた体の組織の中で約40パーセントを占めているためで、筋肉が多いほどエネルギーがたくさん必要となります。また、筋肉は鍛えることによって筋肉量を増やし、消費エネルギー量を上げることができます。
つまり、同じ体重でも脂肪が少なく筋肉量が多い人の方が基礎代謝は高くなり、筋肉の多いひとは全身の血行促進させる力も活発だということになります。